意外な再会
         〜789女子高生シリーズ  


       10



遠路はるばる京都からやって来たそのまま、
ややこしい失踪もどきをしてまでという、
当たって砕けろで失せものを見つけるつもりだったらしい
西の草野の菊千代お嬢さん。
過去というか“前世”の彼女(彼?)を知っていれば
“らしいことよ”と頷ける 放埒大胆さではあったものの。
そうでないお人へは殊の外に心配掛けまくりだったし、
そもそも まだ女子高生というお嬢さんが
遠来の地で何をしているものかと、
無事だったればこそのお説教を
数人分ほど降らされても文句は言えない所業であり。

 「そういうところが全く変わっちゃないんですものね。」
 「ホントホントvv」
 「…、…、…vv(頷、頷)」

怖いもの知らずというか後先を考えないというか、と。
微笑ましいわよねぇなんて調子で受け取られていたようだったが。
そんな風に話のネタにしていた彼女らだって、
いやさ 彼女らの方こそ、人の振り見て我が振りを直してほしいと、
周囲の保護者の皆様から、切に思われていたのじゃあなかったか…。




       ◇◇



今回の上京は、
全国規模のコンクールの言わば本選にあたるからということか、
出場者らの滞在先もちょっとした格のホテルへの“ご招待”とされており。
とりあえず、奪還がかなったヴァイオリンを届けにと、
菊千代をその宿泊先まで送ってゆき、
どう考えても“失くした”のではなく“盗難”に遭った愛器が、
どういう経緯を経て戻ったかの説明、
大人の責任者へ説くために勘兵衛が同行しているこちらのご一行。

 「そういえば。」

今になって訊くのも何だがと、
あと数ブロックで目的のホテルというところの信号待ちで、
勘兵衛が深いお声でおもむろに口にしたのが、

 「七郎次、お主、
  どこへ行くとも言い置かなんだ菊千代が、
  Q街で見つかると何故に思うたのだ?」

結果として現にそこで見つかりはしたが、
京都から出て来た彼女がどんな思惑を抱えていたかも知らぬまま、
それこそ顔だって合わせちゃいなかったのに。
闇雲に捜し回ることはせず、
久蔵や平八に声を掛け、早急にQ街へ向かったのはどうしてか。
そこが気になった警部補らしいのへ、

 「ああ、それは…。」

着ていたフードつきのジャケットの、
腰のポケットをごそごそまさぐると
そこから取り出したのが1枚のルーズリーフだ。
視野に入った途端、
山科の女丈夫がありゃというお顔をしたところを見るに、
どうやらそれこそが
菊千代が伝言…というにはあまりにお粗末な代物として
お出迎えのお人らに手渡した伝言の書だったらしく。
そんな彼女の挙動へ苦笑を示しつつ、

 「これって、新幹線の中でしたためたらしいのですが。」

七郎次はそこに綴られた文言ではなく、
その周辺の白紙の部分、
ところどころが鉛筆で塗り潰されてもいる辺りを、
指先でつついて見せる。

 「この子、筆圧が高いらしくて、
  前のページに書いた跡がこっちへもうっすらと残ってたんですよ。」

それで、その部分を光に当てたり斜めにしたり、
科学鑑定よろしく、斜めにした鉛筆で薄く塗ってみたりして、
微かな凹みから何とか読み取れたのが、
Q街への道順となろう乗換駅の名前が幾つか、だったので。

 「地元の人間にはすぐさまピンと来るよな、
  快速の乗換駅ではありますが、
  他所から来た人には地名さえ初めて聞くだろう駅名でしょう?」

  なので、

 「わざわざメモに取ったくらいだから、
  そこを経由してQ駅へ足を運ぶ積もりらしいと目串を刺したんですよ。」

ふふんと、いかに勝算ありな判断だったかをご披露すれば、
してやられたと感じたか、
赤毛の女傑さんがしょっぱそうに目許を眇めてしまい。

 「俺りゃあ、
  あの繁華街に行けば…少なくともあすこで騒ぎを起こしゃあ、
  勘兵衛が出て来んじゃねぇかと思ってな。」

県警にあたろう警視庁が手をつけるより手前に、
所轄署っていう管轄に細分化されているとか。
それより何より、
勘兵衛が属しているのは捜査一課の強行係といって、
殺人だの強盗だのという物騒な担当なのだという、
色々な付帯条件なんて一切知らぬまま。
警察官なんだから…くらいにしか
構えていなかった上での行動だったらしく。

 「だって、そこでのバンドがらみの悶着が、俺の見た新聞沙汰なんだしよ。」
 「新聞沙汰って…。///////」

さすがに“その件を持ち出されるのは…”と、
思わぬ恰好での逆襲に、七郎次が鼻白らんでしまう。
管轄じゃないなら、何で勘兵衛が出て来てたんだ?と、
不思議そうに訊かれては、込み入った事情まで話す訳にも行かぬ以上、
仰有る通りでございます…としか応じは出来ぬ。

 『そうまで危なっかしい猪突猛進っぷりだったのに、
  勘兵衛さんがちゃんと居合わせた巡り合わせはどうなんでしょうね。』

 『やっぱり菊千代といや運がいいのだよ。』

ひなげしさんと五郎兵衛殿とが
そんな風に深々と感心した後日のやり取りへ。
果たしてそうと言えるのだろか、
前世では 人のいいのが災いし、
いいとこなしのくたびれ儲けな合戦に
まんまと巻き込まれてしまってたじゃあないかと。
今回は直接には逢えなんだ黒髪のお医者様が、
微妙な感慨に口許をひん曲げてらしたそうだが…それはさておき。

 「儂は引率の指導員に話して来るからな。」

ややあって到着した滞在先とやらのホテルにて。
乗って来た車は
すぐにも戻るからとキーを預かりに飛んで来たドアマンに
警察手帳を見せて停車状態にさせていただき。
そのまま颯爽と降り立った勘兵衛の方は、
急ぎ足でフロントへ向かうと、
水乃宮コマチくんの本来の楽器を持参した旨を責任者へ説明すべく、
音楽教室の指導員を呼び出してもらっており。

 「それじゃあアタシたちは…。」

肝心要のヴァイオリンを手に、
当人へ直接メールで連絡を入れてあったロビーの方へ向かうことにした、
菊千代と七郎次ではあったものの、

 「さっきも言ったように、
  アタシはコマチくんには逢わないようにするから、あのね?」

菊千代はケースを見て“これだ”と断定出来たらしかったけれど、
それでも…売り払っていいというルートへ現物を回しておきながら、
だってのに、それを欲しいと探していた久蔵を、
今なお尾行している輩がいるということは、
そやつらは まだまだ何かへ諦め切れずにいる顔触れだという証し。
盗品だったはずの楽器、
それを入手した彼女ならば…と、
勝手に思い込んでいるとなると尚のこと。
余程に執着のある何かだったということになるので、

 「コマチくんに確かめて欲しいのが、
  盗難に遭った前後に、
  このケースへ 何か付けるか外すかしたものはないかってこと。」

 「何か?」

そんな曖昧なことを言われてもと、
たちまち凛々しい眉を下げてしまった菊千代嬢だったが、
七郎次もそこは譲れぬか、
咬んで含めるように言葉を足してやり、

 「マスコットとかキーホルダーとか、
  そうね、ステッカーやプリクラシールでもいい。
  持ってかれる直前に付け替えたものが
  あったかどうかを思い出してもらって欲しいの。」

今の菊千代が大雑把だとは言わない。
日頃の彼女は、相変わらずに そうかも知れないが、(ちょー失礼…)
コトがコマチ少年の宝物へまつわることならば、
単独 東京まで出て来の、
見知らぬ町角で騒ぎを起こしてやろうなんて無茶を目論んだくらいだ。
そうまでするほどの熱意を込めて、
彼女からも“宝物”扱いになってたものなはずだと、
そこは七郎次も認めてもいる。
このケースを間違いないと見定めたのも、自信あってのことだろう。
ただ、実際には随分な距離を挟んでのお付き合い中という身であるがため、
ほんの些細なことが、目に入らぬせいで気づかぬままになっているかもしれない。
迷子札じゃあないが、
あちこち持って行かねばならぬことになったからと、
名前やメアドを記したキーホルダーとか提げていたかも知れぬ。
あがらないようにという おまじないのミサンガを、
今回のコンクールの間だけ持ち手へ結んでいたかも知れぬ。
そして、そのくらいのことと、
いちいち遠くの菊千代には話してない彼だったのかも知れず、

 「おお、判った訊いてみる。」

そこまでほぐして解かれると、さすがに納得もいったようで。
明るい陽の降りそそぐロビーの窓際、
ちょっぴり不安そうなお顔で立っている小柄な少年を見つけ。
わおと思わず口元に手をやった白百合さん。

 「男の子だけど、ちゃんとコマチちゃんですよね。」

ややこしい言い回しだし、
ちゃんとってのは何だと憤慨されてもしょうがないよな、
失礼な言いように聞こえかねない言い方をしたのにね。

 「だろうがよ。」

むしろ褒められたかのような応じをする、
山科の鬼御前さまでもあったりし。
あのころのおかっぱ頭じゃあないのはしょうがないが、
それと高校生だもの、背丈だってすんなり伸びてもおいでだが。
ショートカットにされた髪はつややかで、
女の子の上に見れば溌剌お元気だった同じ明るさも、
男の子の上に乗っかると、
寸が足らぬかちょっぴり甘い優しさへ転じてしまっており。

 “勢いばかりの粗野なところがない分、
  余計に可愛らしさばかりが強調されちゃうんだろうな。”

女の子のお転婆と男の子の腕白さは根本的なところの質が違うこと、
思い知らされたような気がした七郎次から、
ほらほらとあらためて肩を押され。
…見物されてることも多少は意識したせいか、
ぎくしゃくして見えなくもない足取りで、
そちらへ向かった菊千代お嬢さんだったりし。

 「………あ、菊千代さん。」

ブティックに立ち寄り、無難な恰好へ着替えさせたので、
もはや制服姿じゃあないいで立ち。
アクセント代わりか、
大きなポケットの周縁へわざとはみ出させた焦げ茶の重ねが愛らしい、
浅いマロンカラーのショートコートに、
こちらは濃いめのキャラメル色した、うねの細いコーデュロイのベストスーツ。
インナーにはネルのような生地の、襟のあるシャツを重ねさせた…という、
やはりついついマニッシュなセレクトになってしまったのはご愛嬌。
相手は詰襟という制服姿だってのに、
どうしてだろか、
菊千代のほうが雄々しく見えるのが不思議な取り合わせであり。

 「これ。間違いないか確かめな。」

 「あ………。////////」

ぶっきらぼうに差し出したけれど、決して乱暴には扱わぬ。
ほれと見せた後、
手近なテーブルの、しかも直射の陽射しは当たらぬところへ
ことりと静かに置いたやさしさへは、
だがだが、コマチ少年のほうでも案じてなんていなかったようで。

 “つい飛びついて もぎ取るとかしないなんて、
  やっぱ信頼してるんだなぁ。”

だって、打ち込んでる道での相棒のようなものだのにね。
それを勝手に持ってかれてから、どれほど案じていたことかを思えば、
故あって引き離されていた我が子との対面にも等しいそれだったろうに。
だのに、はいと渡されるのを待てたのは、
余程の信頼関係がなきゃ出来ないもんじゃなかろうか。

 「………あ、んだ。これに間違いねぇ。」

ぱかりと蓋を開けるのも、どこか恐る恐るだったものの、
中からお目見えしたヴァイオリンに間違いはなかったようで、
感極まったか、口元を押さえる彼であり。
本来ならばこれで十分“めでたしめでたし”の図なのだが、

 「それで、だな。」

これだってこれからの安全へどうしても要り用な情報だ。
菊千代も重々と判っていたようで、
愛でるように愛器を撫でる少年へ、重ねて訊いてくれたようであり。

 「外したり取り替えたもの?」

訊かれてたちまち、頬を赤らめるところは何とも純情で…じゃあなくて。

 「もしかして心当たりがある?」
 「んだ。なして判っただ? 菊千代さん。//////」

盗みをするような怖い人が持ってったもの、
だのに、何としてでも探してやると言い出したほど、
豪快で凛々しい彼女が相手。
言いそびれていたのは混乱していたからだけれども、
そもそもの最初も、
もしかして笑い飛ばされるんじゃなかろうかと思い、
話しておかなかったことなのが、

 「あのな?
  ス○ーピーのマスコット、手提げのところに付けといただ。」

最後のほうは、消え入るような声になって告げた彼で。

 「スヌー○ーの? ……ああ、あれな。」

彼らが出会った大阪のテーマパークの看板でもあった白い犬。
某IT企業の顔になってるお父さんとも違い、(こら)
とある新聞掲載のまんがの主役として、
ずっとうんと前から、世界的に有名な夢多きわんこの、
フェルト製のよくあるタイプのマスコットで。
手のひらに余裕で収まる大きさのそれを、
ボールチェーンの留め具で提げていたというのだが、

 「けど、そんなの付いては…。」

なかったぞ? 俺、見落としてたのかなと、
小首を傾げる仕草も様になっておいでの、上背のあるお姉さんへ、

 「えと…地元での予選が始まった時がら、
  お守りみたいにして付けてだんだがな?
  予選会をどーしても受がりたくで。
  そいで、その日の朝からは、
  ケースから外して、制服のポケットへ入れてたんだな。」

ほらこれだと言い、
今も着用しておいでだった制服のズボンのポケットから、
何のためらいもなく取り出されたのは。
一番スタンダードなのだろう、何の扮装もしないまま、
ステップを踏んでいるのか、
黒いたれ耳がややたなびいているスタイルの、
赤い首輪の映える白いビーグル犬のマスコット。
アジャスターつきのボールチェーンで提げられるようになっていて、
綿が入っていてやや膨らみがある作りのフェルト製らしく。

 「演奏待つ間ぁ、緊張しちまいそだったんで、
  こやって ぎゅって握ってただ。//////」

小さな手は、ヴァイオリンの弓をそれは優雅に持つのが映える繊細な作りで。
それをぎゅうと握って ぐうにして見せた彼だったのへ、

 「それって、なんかこう…。」

さあ困ったと感じたらしき、菊千代お姉さん。
続けて何を訊きゃあ善いのかなと、言葉に詰まったそのまま、
立てた人差し指で宙へぐるぐると輪を描く。
決して口下手ではなさそうな彼女らしかったものの、
こちらの構えている真意を明かせないのは、
ただただ彼を怖がらせぬためだと承知ながら、
だがだが隠し事は苦手なんでという葛藤が出たものか。

 “ああもう、そういうとこだけ相変わらずなんだから。”

微笑ましいが今はそうとも言ってはいられない。
ゴムの木だろう、肉厚な葉の観葉植物の鉢の後ろに隠れて、
何となく様子を伺っていた七郎次。
やれやれと肩をすくめると、
肩から提げていた平たいショルダーバッグの中をまさぐって……。

 「……ちょっト、ヨロしーですカ?」

冬場は静電気が起きやすく、風にあおられて傷みやすくもあるのでと、
ひっつめに編み込んでいた金の髪。
それを手早くほどいたため、
ホントはストレートなのがウェービーになっててイメージも変わる。
その上へ、レンズの大きいサングラスを掛けた白百合さんが、
わざとらしいイントネーションで片言を装いつつ、
かわいらしいでこぼこカップルへと声を掛ければ、

 「   あ、えと、ななな、なんだ? あんた。」

彼女までが誰だか判らなかったか、数瞬ほど唖然としてののち、
今度はわざとらしくも口ごもってから、
何の用かと菊千代が訊いて来たのへ、

 「ソレ、もしカして○ヌーピーですよネ?」
 「ああうん、そーだ。」
 「ちょと、見せてもらエませんか?」

にっこり微笑う金髪の少女。
ファーの縁取りのついたフードもかわいいジャケットに、
千鳥格子のチュニックと
すっきりしまった美脚のラインを見せるデニンズもおしゃれな、
小じゃれたスタイルをした“外人”のように振る舞いながら、

 「collection?してマス。シャシン、いいですか?」

携帯電話を手に、構えて見せれば、

 「あ・えと、はいっ。」

いやに堅くなった菊千代の様子に釣られたか、
コマチくんまでもがいやに緊張したまま、
お顔の横へマスコットを掲げてくれたので。
微妙なツーショットという構図にし、ぱしゃったと撮影してから、

 「センキュー、うれシーありがとネvv」

満面の笑みにて“バイバイ♪”と手を振る芸達者さん。
いえいえ どういたしましてとの引きつったような笑み浮かべ、
意気揚々と立ち去る、金髪ソバージュのお嬢さんを見送った二人だったが、
そんな片方の懐ろ辺りから、携帯がピリリリリと呼び出し音を奏で始めて。

 「あ…。」

大柄な赤毛のお姉さんが慌てて出てみれば、

 【 菊千代。】
 「おう、シ…ぃちゃんか。どした。」

危うく相手の名を口にするところだったのを、
何とか誤魔化した綱渡り状態の彼女へと。
向こうは遠慮なくくすすという笑いを滲ませたお声にて、

 【 そのマスコット、
  今は預けるけど間違いなく相手はそれが目当てだと思う。】

 「な…っ。」

 【 落ち着いて。】

危険かも知れぬ魔手がコマチくんへ及んだのは、
正にこれが元凶と聞かされたのだ、
そりゃあ いきり立ちもしようがと見越した上で、

 【 久蔵にダミーを持たせて、相手を一網打尽にしちゃうから。】

だから大丈夫というのは、この場合どうだろかと
聞く人が聞いたら ちょっと悩んでしまいそうな順番の段取りを持ち出して、
どうどうどうと畳み掛け、

 【 こちらにまで余波は来ないと思うけど。
  念のため、後日にさっき一緒だった刑事さんが
  “見せて”と言って来るかもしれないから。
  そのときは抵抗なく見せてあげてよね。】

 あんたは何かを探ろうなんてしないで、
 コマチちゃんを見守ることへ専念しなね?

 【 だって明日が本選なんでしょうが。】
 「う……。」

それへ間に合わせてやりたくての無茶だったんでしょう?
優先するべきことをブレさせてんじゃないよ、
あんたらしくもない…と。
最後の一言はやや挑発の意味を込めて付け足したところ、

 「…うん。そうだった。」

たぎりたっての自分もそっちへ加わると
言ってくるかと思いきや、こんなお返事だったのへ。
おや、意外と冷静じゃんと、
今度はこっちが一本取られた白百合さんで。

 【 じゃあ。
  こっちが首尾よく片付いたら明日のコンクール観に行くからさ。】

ここからこそ正念場だ、頑張れと、
居たと判ったばかりの、懐かしいお仲間へ向け、
心からのエールを送った七郎次であったのだった。







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